10月の保育
− 園長先生のお話 −
郊外の田では黄金色の稲穂が頭を垂れるとともに、畦道には真っ赤な彼岸花が咲き誇っています。また、空に浮かんでいる雲が巻層雲や巻積雲などの高い雲に変わってきました。日中は30℃に近い日もありますが、朝夕はめっきり涼しくなりました。季節は着実に秋に向かって進んでいるようです。子どもと一緒に、自然の移り変わりを五感を通して感じ取って頂けたらと思います。
10月8日(土)に行われる「運動会」に向けての練習が、ほぼ毎日園庭で行われています。時々、その練習の様子を見せてもらうのですが、お互いに励まし合ったり、助け合ったり、困っている友達をそっと助けたりしている姿をよく見かけます。そのような姿を見るたびに、心の奥底から温かいものがわき上がってくるのを感じます。「天の国に最も近いのは、幼子のような存在である」とイエス様が言われましたが、本当にそのとおりだなあ、と強く感じるこの頃です。
雑感
この間、人としての生き方を考える機会が何回かありました。
次に、2つの文章を掲載します。どのようにお考えになりますか?
「ヨハネによる福音書8章3節〜11節」 イエスはオリーブ山へ行かれた。 朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた。 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」 イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。 これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。 イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」
「日本とインドの諺」
日本では「人に迷惑をかけるな」と教えている。
インドでは「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、同じように誰かに迷惑をかけられても、それを許し、感謝の気持ちを忘れないようにしよう」と教えている。
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