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園長先生のおはなし

6月の保育

− 園長先生のお話 −

 園庭のソメイヨシノやヤエザクラを始め、紫雲山の木々の葉が「新緑」から「深緑」に変わりつつあり、生命の定着を感じるこの頃です。郊外の田では土おこしが終わり、田植えに向けての準備が着々と進んでいます。季節は、春から初夏に向かって進んでいるようです。もうすぐ、とても可愛いイネが田んぼ一面に植えられ、そのイネの間をカブトエビが一生懸命に泳ぐ姿を見ることでしょう。

 最近、とても心が痛くなったことがあります。
 ニュースにもなっている「ある2カ国の戦争状態」の記事についてです。
 『家族と幸せに生活しようとしていた普通の方々の多くが殺害され、その上、路上にそのまま放置されている』記事を読んだときは、普通に幸せに生きようとしていた一般の人たちが幸せに生きることができなくなったことに対して、心の奥底から悲しみがこみ上げてきました。また、武器を持たない一般の人々に武器を持った軍隊が何の罪の意識を持つことなく殺害していったことに、強い怒りを感じました。
 破壊された戦車の写真が掲載され、『戦車が「びっくり箱」のように破壊された』を読んだときも、その戦車に乗っていた人のこと、また、その戦車に乗っていた人の家族の悲しみを思うと、「びっくり箱」という表現にはとても強い違和感を感じました。
 『戦争は、最大の人権侵害である』といわれています。普通に幸せに生きようとする人たちを不幸の奈落の底に陥れるもの、それが『戦争』だと思います。

 私たち人類には、神様から『英知』が授けられています。また、相手のことを思う『心』も、神様は私たちに授けてくださっています。
 相手のことを思い、ともに幸せになる方法を真剣に探ること、このことが私たち人類に強く求められているのではないでしょうか。

 昨年度まで子どもたちに神様のお話をしてくださっていたカンバラ神父様が、休暇のため、スペインに一時帰国されました。今年度、神様のお話を子どもたちにしてくださるのは、森 一幸 神父様です。

森神父様からの挨拶
 この度、桜町聖母幼稚園のチャプレンを担当させていただくことになりました、森一幸神父です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 高松に来るまでは、4月まで千葉県の東端にある銚子教会を担当しておりました。銚子教会はとても小規模な教会で、アットホームな雰囲気がありました。高松でも同じような雰囲気で迎え入れてくださり感謝しております。
 私は三重県出身で現在53歳です。神父になり10年目を迎えております。チャプレンという仕事は初めてとなりますが、皆様のお力になれればと願っております。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。  

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学校法人 聖母学園 桜町聖母幼稚園
〒760-0074 香川県高松市桜町1丁目8番13号 TEL.087-831-0328 FAX.087-834-4443