5月の保育
− 園長先生のお話 −
冬の本枯らしを耐え忍んだ園庭のソメイヨシノやヤエザクラが,暖かい太陽の光のもと,多くの柔らかい葉を広げ始めています。生命の息吹を強く感じさせてくれる新緑の季節が,桜町聖母幼稚園全体を包みこんでくれているなと実感できる今日この頃です。そう,あたかも聖母マリア様が私たちを大いなる愛で温かく見つめてくださっているように。
奇しくもカトリック教会では,5月を『マリア様の月(聖母月)』としています。桜町聖母幼稚園でも5月31日(火)に,マリア様をたたえる『マリア行列』を予定しています。命の息吹を強く感じるこの月に,「私達の背中をそっと押してくださっている神様の存在」,「その神様のすぐ近くで私たちをとっても優しいまなざしで
見つめてくださっているマリア様の存在」に思い巡らせたいものです。
新年度になって1ヶ月が過ぎました。年少さんは,初めての集団生活に戸惑いながらも,新たな経験に目を輝かせながら取り組み始めています。年中さんや年長さんは,昨年度末に比べて,身体的にも精神的にも一回り成長したように思います。
自分のネームに貼られている色を見ながら,青色の年長さんは年長さんらしく,黄色の年中さんは年中さんらしく,それぞれの年齢に応じた自覚を持って園生活を送ろうとしていることを感じます。そのような子どもたちにそっと寄り添い,それぞれの子どもが「神様から託された使命」に気づいていけるように,教育活動に取り組んでいかなければならないと強く思つているところです。
最後に,新型コロナウイルスの感染収束がまだまだ見えてきません。幼稚園は,最大限の感染予防対策を講じていますが,同居されている家族の方に風邪の症状や発熱が見られたときは,登園を自粛してくださるようお願いします。