10月の保育
− 園長先生のお話 −
郊外の田では黄金色の稲穂が頭を垂れるとともに,畦道には真っ赤な彼岸花が咲き誇っています。また,空に浮かんでいる雲は,巻層雲や巻積雲などの高い雲に変わってきました。夕方には,スズムシの心地よい鳴き声が原っぱから届いてきます。日中は30℃近くになるような日もありますが,朝夕はめっきり涼しくなってきました。季節は着実に秋に向かって進んでいるようです。お子様と一緒に,自然の移り変わりを五感を通して十分に感じ取って頂けたらと思います。
新型コロナウイルスの終息が見えない中,昨年度と同じ形態で行われる「運動会」。その「運動会」に向けての練習が,ほぼ毎日園庭やホールで行われています。時々,その練習の様子を見せてもらうのですが,お互いに励まし合ったり,助け合ったり,困っている友達をそっと助けたりしている姿をよく見かけます。そのような姿を見るたびに,心の奥底から温かいものがわき上がってくるのを感じます。「天の国に最も近いのは,幼子のような存在である」とイエス様が言われましたが,本当にそのとおりだなあ,と強く感じるこの頃です。
最近読んだ本に掲載されていたマザー・テレサの言葉がとても印象的だったので,次に紹介します。
『思考に気をつけなさい,それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい,それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい,それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい,それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい,それはいつか運命になるから。』
お知らせ
年間行事予定でお知らせしていた11月3日(水)の「保護者参観(山登り)」ですが,次の理由により中止とさせて頂きます。なお,11月8日(月)の振替休業日は通常の保育日となります。
・山登りの際に「密」状態になる可能性が極めて高くなり,空気感染を完全に防ぐことができるとは言えないため。
・イノシシやスズメバチが出現する可能性が極めて高いため。