6月の保育
− 園長先生のお話 −
園庭のソメイヨシノやヤエザクラの葉が深緑になり,生命の定着を感じるこの頃です。郊外の田では土おこしが終わり,田植えに向けての準備が着々と進んでいます。季節は,春から初夏に向かって進んでいるようです。もうすぐ,とても可愛いイネが田んぼ一面に植えられることでしょう。
保護者の皆様に多大なご迷惑をおかけしているカトリック桜町教会の耐震改修工事も着々と進み,6月末に竣工を迎えるのはほぼ間違いないでしょう。1学期の終園式が新設同様の聖堂で行うことが出来ることを思うと,心が軽やかになってきます。
何年か前に友人から,「次の様な詩がニューヨーク州立病院の壁に書かれていたそうだぞ。この詩を読んで,お前はどう思う?」とのメールが送られてきました。
「神様の意向」を考える上でとても示唆を与えてくれると思うので,掲載します。
大きなことを成し遂げるために,力を与えてほしいと神に求めたのに,謙遜を学ぶようにと,弱さを授かった。
より偉大なことができるようにと,健康を求めたのに,よりよきことができるようにと,病弱を与えられた。
幸せになろうとして,富を求めたのに,賢明であるようにと,貧困を授かった。
世の中の人びとの賞賛を得ようとして,成功を求めたのに,得意にならないようにと,失敗を授かった。
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに,あらゆることを喜べるようにといのちを授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが,願いはすべて聞き届けられた。
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず,心の中で言い表せないものは,すべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で,もっとも祝福されていたのだ。
この詩を読まれて,どのような感想をお持ちになられたでしょうか?