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園長先生のおはなし

9月の保育

− 園長先生のお話 −

 気温が体温近くなるような日が続いていますが,夕方には赤とんぼを見ることができるようになってきました。また,原っぱからはスズムシの心地よい鳴き声を聞くことができるようになっています。稲の先からは穂が出,かわいらしいおしべを見ることができます。季節は一歩一歩秋に向かって進んでいるようです。
 今年の夏休みは,新型コロナウイルスに感染しないように3密を避ける等,例年とは大きく異なったものになったのではないでしょうか。我が家も,祖父や祖母が眠っており将来私も入るであろうお墓が名古屋市八事にあるのですが,新型コロナウイルス感染の収束が見えたときに墓参に行くことにし,高松市から出ることがないお盆を過ごしました。
 さて,2学期には運動会やクリスマスお遊戯会等,大きな行事があります。3密を避けながらこれらの行事をどのように行っていくのか,教職員間で検討を重ねているところです。9月の早い時期にお知らせすることができると思います。
 普通に暮らしていた人々の大切な命を奪った太平洋戦争が終わってから75年が過ぎました。「心のともしび」8月号にノンフィクション作家である今井美沙子さんが「母さんがいる限り」と題する文章が掲載されていたので,ここに載せたいと思います。

 私の父は明治37年生まれ。先の戦争の時,何度か招集されて戦地へ行ったが,私の記憶する限り,戦地の話をほとんどしなかった。
 衛生兵であったから,傷ついた人,亡くなった人の世話をしたであろうに……。
 戦争について父がいったことばを覚えている。
「ミンコたちの時代はよかねえ。もう戦争はなかとじゃけん。日本は二度と戦争はせんと決めたとじゃけん。もしも父ちゃんが先に天国に行くとしても,あがどんばこの世にのこして行くとしても,安心たいね。平和な世の中じゃけん。」
 いつまでもいつまでも平和が続くことを信じて父は帰天した。
 子どもの頃,夕の祈りが終わり,寝床につく時,父母はいった。
「安心して眠ればよかよ。誰も襲いに来る者はおらんしね。父ちゃんと母ちゃんが見守っとるけんね。神様はもっと大きか力で見守ってくれてるけんね。」
 私は父と母がいる限り,絶対,安心と心強く思って眠りについたものだった。
 後年,私が母になった時,子どもに対し一番心がけたことは,「お母さんがいる限り安心」と思ってもらえることだった。
 私が母からもらった安心,つまり『心の平和』を,息子に伝えることであった。
 親が子どもにのこしてやれる最大の財産は『心の平和』ではないかと年を重ねるにつれ,実感している。
 心に平和をもっていなかったら,始終落ち着かない。誰かに何か悪いことをされるのではないかと疑うと夜もゆっくり眠れない。
 世界の平和を誰もが願っていると思うが,まずは自分自身の心の平和,家族の平和,隣近所の平和,日本の平和,アジアの平和……それらを日々願い続けている。 

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