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園長先生のおはなし

11月の保育

− 11月の園長先生のお話 − 

 日の出の時刻が遅くなるとともに,日の入りの時刻がめっきりと早くなっています。日の出前の南の空に,オリオン座と冬の大三角形を見ることのできる季節となりました。東の空には「明けの明星」である金星を見ることができます。チワワのクウちゃんと毎朝観察している私でした。

 さて,10月には「運動会」,「芋掘り遠足」,年長さんの「マリアの園訪問」と大きな行事がありました(この原稿を書いているのが10月24日なので,「保護者参観山登り遠足」のことを書くことができませんでした)。

 年長さんのマーチングで始まった「運動会」。演技や競技に一生懸命に取り組む子どもの姿に感動を覚えたのは,私一人ではないでしょう。子どもたちは,演技や競技をやりきったことによって得られる達成感を充分に体得したのではないでしょうか。運動会が盛会のうちに終えることができたのも,運動会を支えてくださった役員の方々のお陰だと思います。本当にありがとうございました。

 今年度は,高松市飯田町のスカイファームで「芋掘り遠足」を行いました。畑の土にスコップを入れると,とても大きなお芋が一杯出てきました。春にはとても小さかったサツマイモの苗。その苗が,土の養分と太陽の光を吸収し,大きな芋を育てあげました。子どもたちは,自然の恵みを芋掘り遠足を通して学んだのではないでしょうか。

 お年寄りの方々との交流を目的として行った「マリアの園訪問」。年長さんは,お年寄りの方々に喜んでもらうために,年少さんや年中さん,そして自分たちが運動会で行った演技を披露しました。年長さんの演技を見たお年寄りの方々の笑顔,そして大きな拍手を忘れることができません。

 10月23日(月)の聖堂での朝礼時に,次のような話を子どもたちにしました。

 今日の朝,久しぶりに青空を見ることができたね。最近ズーと雨が降っていたから,青空を見るとみんなも嬉しくなったんじゃないかな?
 6月に話したけど,みんなが生きていくために,水は絶対に必要だよね。だから,雨が降らないと水がなくなり,大変なことになるよね。神様は,私たちが生きていくために必要な物を,必要なときに,必要なだけ与えてくださっているんですよ。でもね,最近降った雨は,「もういらないよ」っていうぐらい降ったよね。これは,神様が私たちに何かを伝えようとしているとしか思えないんです。それはね,「私たち人間が,周りの自然のことも考えず,自分たちの便利さだけを追い求め過ぎているんじゃないのか」ということなんです。私たち人間は,常に周りの自然のことを考え,自然と共に歩んでいかなければならないと思うのです。そのために,神様は私たちに「考える力」をくださっていると思うんですよ。神様から頂いている「考える力」を十分に使い,周りの自然と共に歩んでいける人に育ってほしいと願っています。

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