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園長先生のおはなし

12月の保育

− 園長先生のことば − 

 1年で太陽の高さが最も低くなると共に,昼の時間が最も短くなる12月を迎えました。園庭のソメイヨシノやヤエザクラも真っ赤な葉を散らし,冬ごしらえを終えようとしています。ただ,それぞれの枝には可愛いつぼみがついており,来春の準備も完了しているようです。

 カトリック教会では,11月30日(日)より「待降節」が始まります。カトリック桜町教会でも,聖堂の入り口に馬小屋(まだイエス様はいませんが)が右の写真のように設置されました。

 教会では主の降誕までの4週間,アドベントクランツに4本のロウソクを立て,1週間ごとに1本ずつ火を灯していきます。そして,4本のロウソクすべてに火が灯ったらクリスマスを迎えます。

 様々な説はありますが,イエス様がお生まれになったことをお祝いする日がクリスマスであることは間違いないでしょう。

 でも,ここで考えなければならない幾つかのことがあるように思います。

 1つ目として,イエス様がお生まれになるまで,マリア様やヨセフ様の生活はどうだったのでしょうか? 当時のイスラエルでは,未婚の女性が子どもを身ごもることは許されることではなく,場合によっては石打の刑になったそうです。それでもマリア様は御胎内のイエス様をお守りし,ヨセフ様は世間の冷たい目からマリア様を守りきったのです。神さまからのお告げを信じきった姿がそこにあるように思います。

 2つ目は,イエス様がお生まれになったのはどこだったのでしょうか? 当時の子どもが普通に生まれていた家や宿屋ではなく,馬小屋の飼い葉桶でした。なぜ馬小屋の飼い葉桶だったのでしょうか? 神さまが私たち人類に何を求めているのかを示しているように思えてしようがありません。

 3つ目は,イエス様がお生まれになったことを最初に知らされたのは,ベツレヘムの城壁の中に住んでいた人たちだったのでしょうか? 当時,ベツレヘムの城壁内に入ることを許されなかった羊飼いの人たちに知らされました。なぜ羊飼いの人たちにまず知らされたのでしょうか? イエス様がこの世に遣わされた理由を表しているように思えます。

 クリスマスを機会に,イエス様の生涯を思い起こすとともに,イエス様が何を私たちに伝えようとしたのかを,喧騒の中ではなく静寂の中で,ゆっくりと考えてみませんか。

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