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園長先生のおはなし

2008年5月の保育

−母の日のプレゼント−

 もうすぐ母の日ですね。

 子どもたちは、その日に向けて手づくりのプレゼントを準備することでしょう。どんなものができ上がるか、楽しみにしていてください。

 また、保護者の方たちにとっても、ご自分のお母さんを思う日だと思います。

 どんなプレゼント、あるいは言葉をさしあげるのでしょうか。

 先日、こんな話を読みました。

 ある青年が宝石屋さんを訪れて、指輪を欲しいのだと言いました。店の主人は彼が婚約者に贈るものだと思って、すてきな金と宝石でできた指輪を彼に勧めました。彼はその指輪がとても気に入って、これに決めましょうと言いました。主人は、いつご結婚されるのですかと彼に尋ねます。すると、彼は言いました。

 「私には婚約者などいません。この指輪は私の母に贈るのです。」

 彼のお母さんというのは、彼がお母さんのおなかに宿ったときに、彼の父である夫を亡くしていました。生まれてきても父親のない子、周囲の人たちは子どもを産むことを反対しました。でも、彼のお母さんにとっては、かけがえのない、いのちでした。愛する夫が残してくれた、いのちでした。

 お母さんは、それ以来、一人で彼を育ててきたのです。あるときは父親になり、あるときは兄弟姉妹となり、そして友だちとなり。

 彼は、そんなお母さんをよく知っていました。ですから、自分が働けるようになって、幾らかの貯金ができたとき、お母さんが自分のために買うことなど考えられない指輪をプレゼントしようと思ったのです。小さないのちのころから自分を守り、どんなときにも自分のそばにいてくれたお母さんのために。

 お母さんというのは、自分のいのちを削ってでも、子どものためにいいものを与えようとします。子どもを産むときも、自分のいのちを賭けて、新しいいのちをこの世に送り出します。そして、いつもいつも見つめています。自分が産んだいのちが、今どのように生きていて、どのように育っているのか。そのまなざしに終わりはないでしょう。

 その姿は、聖母マリアさまに重なります。受胎告知という、普通なら考えられないような宿しを受けて、イエズスさまを産み、わが子の受難と死に最後まで立ち会われた、そして、今も私たちのために、イエズスさまを通して神に祈り続けておられる方です。

 母の日。私たちには、私たちを産んでくださったお母さんがいます。その方が私たちに与えてくれたものを一つひとつ、どんな小さな場面であっても思い出すことができれば、指輪をプレゼントする以上の感謝を贈ることができるのではないでしょうか。私たちの、このいのちを生み出してくれた、大切な人として。

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