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園長先生のおはなし

2007年9月の保育

−敬老の日に思うこと−

 9月17日は敬老の日です。
 敬老とは、文字どおりお年寄りを敬う日ですが、この日だけ、おじいさんやおばあさんに花束を贈ったりプレゼントをするのでは、さみしいことです。日々の暮らしのなかで、お年寄り、つまり人生の先輩を敬い、大切にしなくてはならないと私は思います。

 こんな話があります。
 ある老人は自分の息子とその嫁、孫たちと暮らしていました。老人は年老いて、することすべてがスムーズにいかず、スープ皿を落としたり、口に入れたスープをこぼしたりします。その姿を見るのがいやで、息子たちは彼を部屋の隅に追いやりました。陶器の皿で食べさせ、それを老人が壊してしまうと怒って、今度は落としても割れない木の皿で食事を与えていました。

 4歳になる孫が、あるとき板きれで何かをこしらえています。両親が何をつくっているのとたずねると、「これは、パパたちが年をとったときに使うお皿だよ。これだったら、落としても割れないよ」と答えました。息子夫婦は、この言葉にショックを受けました。自分たちが年老いた父親にしている仕打ちは、いつか自分たちが受けるのだと。
年をとるということは、今までできていたことがままならなくなり、できなくなることを受け入れざるをえなくなるということです。弱くなった、ありのままの自分を受け入れる、できていたことができなくなったことを認めざるをえません。

 それは、私たちの明日の姿です。人間はみな、赤ちゃんから子ども、少年少女から若者、成人と、等しくたどっていくのです。そうやって人生を歩んできた彼らとともに歩むことをしないで、どうするのでしょうか。

 今の時代はあまりにも変化が激しく、年をとった人たちにとって過酷な状況がたくさんあります。今の世の中についていけないから切り捨てていく、それは、何十年後かに私たちが、ついていけなくなったら切り捨てられていくということです。

 先ほどのお話の子どものように、私たちの態度、お年寄りに対するありかたは、そのまま私たちにはねかえってき、それは、また次の世代に引き継がれます。

 人が人を大切にする、人生の先輩が歩んできた道のりに敬意を持ち、やがては行く道の私たちも、自分の人生を大切にしたいものです。

 人を人として敬う、人生の先輩を尊いものとして敬う気持ちは、子どものときから当たり前のこととして伝えられるべきことだと思います。おじいちゃんの知恵はさすがだね、おばあちゃんの思いやりは深いねと、私たちが日ごろから言葉にしていくことが必要なのかもしれません。

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