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園長先生のおはなし

2007年5月の保育

−5月の保育−

 先日、こんな話を読みました。

 1羽の鳩が木の枝でのんびり空を見上げていました。見ると、1匹のアリが喉が渇いたのでしょう、そばの泉へやってきました。身を乗り出して水を飲んでいたところ、泉の中にすべり落ちてしまいました。あっぷあっぷ。鳩は自分のとまっている枝の葉っぱを1枚、くちばしで引き抜き、溺れかけているアリのところへ投げてやりました。アリはそれにつかまって、助かることができました。

 別の日に、その鳩はいつものように木の枝にとまって、のんびり空を見上げていました。ところが、あんまりお天気がいいものですから、こっそり鳩を捕まえようと檻(おり)をしかけている男に気づきません。男がそっと、その場を離れようとしたとき、それを見ていたあのアリが男に近づき、その足を思いっきり噛んだのです。「いてっ」と思った弾みで、がしゃーん。男は、その檻に自分の足をはさまれてしまいました。

 その音にびっくりして、鳩が枝から飛び立ってふりかえると、あのときのアリがそこにいました。空は晴れわたり、緑がきらきらしています。鳩とアリも、きらきら、ほほ笑みあっていました。

 その光景を思い浮かべると、アリと鳩につられてほほ笑みたくなるような話ですね。ちょっとした鳩の機転がアリを救い、また、あんなに小さなアリが鳩の一大事に気づいて、男の足に噛みついて、鳩を助けたのです。

 体の大きさ、小ささ、人間的な強さ、弱さに関係なく、お互いに助け合うことができるのだなと、つくづく思いました。私たちはいつも、助けるというのは力がある者が弱い者にしてあげることだと思いますが、時には、自分よりはるかに弱いと思う者に助けられることがあります。

 私たち大人は、子どもに何かをしてあげていると思っています。でも、子どもに教えられること、子どもがいることで助けられていることもありますね。何かをしてもらって感謝することだけでなく、こちらから何かをすることで、思わぬ感謝の種をもらうことがあります。

 どんな小さなことでも、うれしいなと思う気持ち、ありがとうと感謝する心は私たちのなかをめぐって、人と人、大きい者と小さい者、強い者と弱い者が助け合っていることに気づかせてくれるような気がします。そんな心をいつも持っていたいものですね。

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